平戸市には格調高い文化や価値ある歴史資産がたくさん存在しており、これらを受け継ぐ遺伝子もそこかしこに存在している。その中で今回は標題の「音楽」にスポットをあててみたが、今年は私自身、下記に紹介する平戸の歴史と音楽との融合に貢献していただける女性たちの活動に深く関わる機会を得ることができる幸せをつぶやいてみたい


まず平戸市ご出身で全国を舞台にピアノの弾き語りなどで平戸を宣伝してくださる声楽家の松口よう子さん松口洋子。これまで彼女は、市内のいくつものイベントでピアノ演奏と素晴らしい歌声を披露され、都市圏ホテルでのディナーショーなどでも活動しておられる。4月17日に開催したご自身のコンサートは希少性の高い平戸サクラを維持していこうと結成された「平戸二度咲きさくらを守る会」をさらに充実すべく『平戸さくら』の歌の披露とともにその歴史などを詳しく紹介してくださいながら、楽しい音楽の祭典となった。私もゲスト出演として祝辞を申し上げ、地元の合唱団と一緒にギター伴奏をさせていただき盛り上がった。

水田竜子次にご紹介させていただくのはキングレコード所存の演歌歌手・水田竜子さん。ご出身は北海道だが、デビュー以来、全国各地の魅力をテーマに約30曲の名曲をリリースしておられる実力派歌手だ。今回、『平戸雨情』という新曲を発表されすでに平戸市内で福祉団体などを訪問され、今年のゴールデンウィークに開催される「平戸ツツジ祭り」「たびら春祭り」「いきつき春祭り」でもミニコンサートとして披露していただく。松坂慶子さんにそっくりですでにNHK『歌謡コンサート』やBS朝日の『平成歌謡塾』などにも出演され、この曲とともに平戸市の魅力を発信していただいている。ちなみに私は上記イベントのうち平戸と生月会場においてギター伴奏で一緒に盛り上げる予定だ。

そして3人目は世界的に活躍する指揮者の西本智実さん。昨年11月ヴァチカン国際音楽祭に招聘され、サン・ピエトロ大聖堂で開催された枢機卿音楽ミサをアジア人で初めて指揮し、平戸市生月町に455年ほど前から伝えられているカクレキリシタンの祈り『オラショ』の復元演奏を発表され大絶賛を受けられた。そして今年も再招聘され、再び『オラショ』他をサン・ピエトロ大聖堂で演奏される。この大快挙は、現在長崎県と熊本県の6市2町西本さんで進めている「教会群とカトリック関連遺産の世界遺産登録」への確実な追い風効果をもたらすことが期待されるし、西本さんの曾祖母が生月のご出身でもあることから、平戸市としては昨年「平戸名誉大使」に任命させていただいている。今年の8月23、24日には平戸市において凱旋コンサートを計画してくださったこともあって、今年度の本市の主要事業に位置づけさせていただいた。

最近、テレビやラジオでも観光資源や特産品の美味しさなどで平戸市の露出度が高まっているが、こうした音楽を通じてさらに平戸市の魅力が拡散され、この3名の方々をはじめ実力ある女性芸術家を心から歓迎しながら、多くの芸術家やそのファンが足を運んでくださることを期待したい。